ミルクティー向けの産地別紅茶
紅茶といえばイギリスですが、イギリスではミルクティーが主に飲まれています。紅茶は産地によって風味が異なります。ミルクティーにする紅茶は、コクのある茶葉を使うのが定番です。ここでは、ミルクティーに向いた、どっしりコクのある紅茶が入れられる茶葉を紹介します。
アッサム
インドの紅茶です。サツマイモ・栗・かぼちゃ系の甘い香りがします。この香りは麦芽(モルト)の香りにも似ているので、モルティと言われることもあります。しっかりコクがあるので、ミルクティーにすると安定しておいしい茶葉です。
ケニア
東アフリカの紅茶です。ビスケットなどを思わせる穏やかな甘い香りと程よいコクがあります。比較的リーズナブルな茶葉で、ストレートティーでも飲めるので、普段たくさん紅茶を飲む人におすすめです。
ウバ
スリランカ(セイロン)高地の紅茶です。すっきりと香り高く、コクだけでなく渋みも目立ちます。旬のものはミントなどのメントールを思わせる香りがします。パンチの効いたミルクティーが飲みたいときにおすすめです。
ルフナ
スリランカ低地の紅茶です。黒糖やはちみつのような甘い香りと、煙でいぶしたようなスモーキーな香りがします。蜂蜜を焦がしてカラメルにしたような香りと言われることもあります。苦味や渋味も多少ありますが、ミルクティーにするとそれが映える紅茶です。
サバラガムワ
ルフナの隣の地域の紅茶です。ルフナに近いため、ルフナと似た味わいで、黒糖やはちみつのような香りがします。しかし、スモーキーさは控えめなこともあります。
キームン
中国の紅茶です。スモーキーな香りと豊かなうまみが特徴で、長くお湯につけていても渋くなりにくい茶葉です。質のいいものは、蘭やバラなど濃厚な花の香りを思わせる香りがあります。
まとめ
ミルクティーに合う紅茶を産地別に紹介しました。ただ、ミルクティーにはこれらの茶葉しかいけないということでもありません。サラッと飲めるミルクティーがいい場合は、セイロンティーの1つであるディンブラやキャンディで作るとおいしいでしょう。
紅茶にはブレンドもたくさんあり、特にイングリッシュブレックファストというブレンドはミルクティー向けブレンドとして各紅茶専門店で作られています。飲み比べてみても楽しいでしょう。