【サンプル】うずらの卵で作る薬膳 鶏卵より栄養たっぷり!

※これはこういう記事が書けますというサンプルです。

うずらの卵は、小さいながら栄養がつまった食材です。薬膳では、精を補う力がある食材として知られており、栄養的にも、さまざまな点で優れています。ここでは、うずらの卵の薬膳的効能と栄養、そして、うずら卵の簡単薬膳レシピを紹介します。

●うずら卵の薬膳的効能と栄養
・体力を補う
うずらの卵は、体を動かし温めるエネルギー(気)を補う食材として古くから知られています。実際に、鶉の卵は糖質をエネルギーに変えるビタミンB群を多く含んでいます。

・血を補う
薬膳では血の働き(単に血液だけではなく、血液の総量や血液が含む栄養の質、時に血液が含むホルモンの作用)を重視しますが、うずらの卵は血を補う食材としても知られています。実際に、うずらの卵は血液を作るタンパク質を豊富に含んでいますし、貧血を予防する葉酸は、同じ重さで換算して鶏卵の2倍以上、同じく貧血を予防するビタミンB12は5倍以上、貧血に良い鉄分は1.7倍含んでいます。

・筋骨を強くする
うずらの卵は薬膳において、子供や老人の筋骨を強くする食材として扱われています。実際に、良質なタンパク質を含んでおり、アミノ酸スコア(必須アミノ酸量とたんぱく質量を表す数値)は100%です。神経痛や手足のしびれを軽くするビタミンB12も豊富です。

・内臓全般を助ける
薬膳では、体の臓器の機能をおおまかに五臓(心・肝・肺・腎・脾の5つ。実際の内臓とは必ずしも一致しない)に分けてとらえますが、うずら卵はこの五臓を補う食材とされています。実際に、内臓を作る良質なタンパク質、肝臓の正常な働きを助けるメチオニンを豊富に含んでいます。

・物忘れによく脳を健康にする
薬膳では、血の不足や、血の巡りの悪さが、考える力や物忘れの程度に影響すると考えていますが、うずらの卵は、健忘をケアし健脳に役立つ食材として知られています。実際に、うずらの卵は、DHAを鶏卵の3.5倍も含みます(同じ重さにして比べた時)。血液作りに役立つビタミンB12、葉酸も豊富です。動脈硬化は血の巡りによくありませんが、うずらの卵には、動脈硬化を予防するビタミンB2も多く含まれています。

・精神不安をケアする
薬膳では、血の不足は精神不安につながると考えます。鶏卵は、その中でも精神不安に良い食材とされています。実際に、うずら卵にはタンパク質や鉄分、血液作りに役立つビタミンが豊富です。

・エイジングケアによい
うずらの卵は、老化による筋骨の衰えによく、物忘れもケアするとされています。実際にうずらの卵は、体の酸化を防ぐ強い効果があるビタミンAが豊富です。抗酸化作用を持つ酵素を作り、老化予防に寄与するミネラルであるセレンも多く含まれています。

●うずらの卵の簡単薬膳レシピ
・うずら卵の韓国風味玉:体を温めてエネルギーチャージに
材料(4人分):うずらの卵水煮3パック(18~21個)、ししとうがらし1パック(10本ほど)、長ネギ1/3本、たまねぎ1/2個、にんにく一片、一味唐辛子少々、醤油100ml、水100ml、料理酒大さじ1、砂糖大さじ2、ごま油大さじ1、ごま大さじ1

ししとうがらしはヘタをとり、2つに輪切りにして耐熱容器に入れ、電子レンジで5分加熱して火を通します。うずらの卵は水気を切っておきます。長ネギとたまねぎ、にんにくはみじん切りにし、一味唐辛子とともに醤油・水・みりん・ごま油・ごまと混ぜてタレを作ります。タレを容器に入れ、ししとうがらしとうずらの卵を漬け込み、ラップをタレにぴったり付けるようにかぶせて、冷蔵庫に一晩置けば完成です。

うずらの卵は気と血を補いますが、気や血を補いたい時は、気の巡りや血の巡りを良くする食材を添えると効果が高まりやすいです。この薬膳では、体を温め気の巡りや血の巡りを良くする食材(唐辛子・ネギ類・ししとうがらしなど)を添えました。

・うずら卵とブロッコリーの黒ごま和え:エイジングケアに
材料(2人分):ブロッコリー1株、うずらの卵水煮2パック、めんつゆ大さじ3(濃縮の場合は薄めてから計る)、黒すりごま大さじ2

ブロッコリーは1口大に切り分けて、耐熱容器に入れ、大さじ2杯の水(分量外)をかけてラップをし、4分加熱して火を通します。ブロッコリーに水気を切ったうずらの卵水煮を合わせ、めんつゆと黒すりごまを加えます。よく混ぜて完成です。

ブロッコリーも黒ごまも、薬膳では、精力を補いエイジングケアにいいとされている食材です。ここでは、めんつゆで味を付けましたが、塩・ごま油・にんにくを合わせたものや、顆粒鶏ガラスープなどで味をつけてもおいしいです。

・うずら卵の肉巻き:しっとりした肌作りに
材料(1人分):うずらの卵水煮1パック(6~7個)、豚薄切り肉6~7枚、あれば片栗粉少々、焼肉のたれ大さじ2(醤油大さじ1+みりん大さじ2でもよい)
豚肉に、あれば片栗粉をまぶし、うずらの卵を包みます。フライパンを熱して油(分量外)をしき、ううずらの卵を包んだ豚肉の巻き終わりを下にして焼きます。豚肉の巻き終わりに火が通って固まったら、弱火にして、よく転がして焼いて全面に火を通します。焼肉のたれを加え、肉にからめながら煮詰めて、味がなじんだら完成です。

薬膳では、十分な血を補うことが、美肌を作るのに必要だと考えます。うずらの卵で血を補います。豚肉は、薬膳において、特に脂身が体を潤し、しっとりした肌を作るとされています。

うずら卵と野菜のピクルス:エネルギーチャージと精神安定に
ピクルス液:酢50ml、砂糖50g、水200ml、塩小さじ1/2、にんにく1片、ローリエ1枚、赤唐辛子1/2~1本
野菜:たまねぎ1/4個、にんじん1/3本、セロリ(茎)1本(合わせて200gならどの野菜でもいいが、セロリとたまねぎは入れたほうが良い)
うずらの卵:水煮を3パック(18~21個)

ピクルス液の材料を合わせて砂糖をよく溶かし、瓶もしくはフタのできる容器に入れておきます。野菜はすべて角切りにし、うずらの卵は水気を切っておきます。うずらの卵をピクルス液に漬け、その上から野菜を入れてピクルス液に漬けます。フタをして冷蔵庫に入れ、1日たてば完成です。

精神の安定には、十分な血を補うことが重要と薬膳では考えます。また、血を補う際は、血の巡りを良くする食材も添えるとよいとされます。ここでは血の巡りに良いたまねぎを添えました。また、薬膳ではイライラに良いとされるローリエと、ストレスに良いとされるセロリを加えました。

●まとめと補足
うずらの卵は、薬膳的にも栄養的にも優れた食材です。さまざまな食材と組み合わせることで、その効能をより引き出した薬膳が作れます。簡単なので、自分に合ったものを作ってみましょう。

また、うずらの卵6つで鶏卵1つと同じくらいの量になると言われています。生のうずらの卵が手に入ったら、生卵でしか作れない料理、たとえばホットケーキなどをうずらの卵で作ってみるのもおすすめです。

※これはあくまで食材の効能です。医薬品ではありません。不調がある場合は医療機関で検査し、原因が見つかったら適切な治療を受けましょう。

 

 

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