【サンプル】母乳漏れどうしよう?母乳パッドからブラまで対策を集めてみた
どうしても母乳が出ない悩み、いくらマッサージしても母乳が詰まる悩み、とてもとても切実です。だけど、母乳が出すぎて、常にダラダラ出っぱなしなのも、とても切実な悩みなんです!
漏れ出た母乳は、なんと言ったって赤ちゃんが飲むものなので、養分があるからすぐ雑菌がわいて臭くなるし、漏れを吸い取るために使う母乳パッドの枚数は計り知れないし、外出したら下手すると母乳パッドも突破して服にまで母乳が漏れて、もう上半身ぜんぶ臭くなるし!
そんな母乳漏れには、いったいどう対策をすればいいのでしょうか。
この記事では、シーン別の対策と、対策グッズ・適した母乳パッドの種類・便利アプリ・適した飲食物などをまとめてみました。お役に立てば幸いです。
★赤ちゃんに飲ませていると、もう片方から母乳が漏れる!
まず、授乳時に両方のおっぱいを出さないようにしましょう。クロスオープン(片方めくり授乳)か、ストラップオープン(片ブラ外し授乳)の授乳ブラを使います。
クロスオープンもしくはストラップオープンなら、授乳していない方のおっぱいから、授乳ブラを外さなくて住みます。赤ちゃんが吸っていない方のおっぱいには、授乳ブラで高吸収の母乳パッドをしっかり当てておきましょう。
クロスオープン、あるいはストラップオープンができる授乳ブラとしては、
・アイラブシア『前開き授乳ブラ3枚セット』(ストラップオープン)
・犬印本舗『ハーフトップ』(ストラップオープン)
・ケラッタ『授乳ブラ マタニティ』(クロスオープン)
・ローズマダム『授乳ブラ お得な2枚組』(クロスオープン)
・noA600『授乳ブラジャー マタニティブラ』(クロスオープン)
・オオサキメディカル『ダッコ 授乳用ハーフトップ』(両方できる)
・犬印本舗『2Wayオープンハーフトップ』(両方できる)
あたりがメジャーどころです。
また、ワイヤー入りだと締め付けがきつくてリラックスできない、という人向けに、クロスオープンもしくはストラップオープンができて、ノンワイヤーな授乳ブラもいくつか書いておきます。
・ローズマダム『授乳ブラ お得な2枚組』(クロスオープン)
・noA600『授乳ブラジャー マタニティブラ』(クロスオープン)
・ミウォルナ 『お得2枚セット 授乳ブラジャー』(クロスオープン)
・ケラッタ『授乳ブラ マタニティ』(クロスオープン)
・ローズマダム『綿100% 授乳ブラ マタニティ ハーフトップ』(ストラップオープン)
・Sweet Mommy『授乳ブラジャー ストラップオープン 授乳ブラ』(ストラップオープン)
・犬印本舗『2Wayオープンハーフトップ』(両方できる)
これらのノンワイヤー授乳ブラから選ぶと、もしブラを付けたまま横になることがあっても楽でしょう。特に、犬印のハーフトップは、しめつけが少なくて楽なことを宣伝文句にしています。
そして、授乳ブラにつける母乳パッドですが、これはできるだけ乳首に優しい物を使うようにしましょう。なぜなら、赤ちゃんがどんなにうまく吸ってくれても、幾度となく吸われることで、乳首は確実に荒れるからです。
歯が生えてきたら、歯茎がかゆいせいで、思いっきり乳首を噛む赤ちゃんもたくさんいます。お母さんの乳首は常にボロボロ、ときに流血沙汰になる危険もあることをご承知おきください。そして、乳首はどんなに傷んでボロボロでも、擦れる刺激だけで母乳を出してしまうことがある器官でもあります。
そういうことで『ちくびだいじに』をモットーに、できるだけ乳首をいたわることを心がけて、母乳パッドを選びましょう。乳首へのフィット感を重視している授乳パッドで、吸収量も高いのは
・ピジョン『母乳パッド フィットアップ プレミアムケア』
・ムーニー『母乳パッドプレミアム』
の紙製授乳パッド2種類になります。やや高価な母乳パッドなので、コストは高いですが、母乳漏れ防止と乳首の健康には変えられないでしょう。
洗って再利用できる布製の母乳パッドも、この世には存在しますが、頻回授乳のお母さんにそんな暇があるかという話なので、多少費用がかかろうとも、紙製の使い捨て授乳パッドをガンガン紹介するスタンスで行きます。
上の2つは高価なだけあって、吸収量が高いですが、よく吸ってくれる母乳パッドでも、雑菌の繁殖は押さえられません。3~4時間に1回はパッドを変えるようにしましょう。雑菌が湧くと、ただ臭くて不快なだけでなく、乳腺炎の原因にもなってしまいます。
ちなみに、布の授乳パッドでも使い捨てられるものはあります。しかし、同じ使い捨てでも、基本的に布より紙のほうが、母乳漏れは起こりにくいです。
一応、洗って再利用できる布製母乳パッドで、乳首に優しいものを1つだけ紹介しておきます。
・犬印本舗『母乳パッド』
がそれです。これは、1箱に2枚のパッドしか入っていないので、これを使うなら、使いまわしのために、複数箱を買っておくのがいいと思います。
★外に出かけるときも母乳が漏れる!
まず、赤ちゃんが飲めるときは、なるべく赤ちゃんに飲んでもらう作戦で行きましょう。赤ちゃんを預けてのお出かけなら搾乳になりますね。授乳室を探すのが大変ですが、こんなときに便利なアプリがあります。
・授乳室検索アプリ『ママパパアップ』
です。授乳室の個室の有無やお湯の有無、女性限定エリアの有無、ついでに赤ちゃんの休憩室まで探せます。現在地機能で、近くの授乳室の位置と各授乳室のレビューまで見られるので、行ったことがない土地でも安心です。
お住いの地域によっては、
・子供とお出かけアプリ『いこーよ』
の、授乳室検索機能も使えるかもしれません。この2つのアプリで、事前に授乳室を調べておくか、行った先の近くにある授乳室を調べて、いつでも赤ちゃんに飲んでもらえるようにしておきましょう。
赤ちゃんを預けての外出だったり、どうしても赤ちゃんが飲みたがらないけど、おっぱいが張って母乳は漏れてしまったり、という時は、やはり搾乳です。けれど、搾乳する場合は、絞りすぎても、おっぱいが搾乳の刺激でまた母乳を作ってしまうので、50mlまでにとどめてくださいね。
また、外出時は、吸収量の多い母乳パッドを併用して、さらにしっかり母乳の漏れを防ぎましょう。吸収量がとても多い母乳パッドとしては、
・Amazonブランド『Mama Bear 母乳パッド 高吸収タイプ (ふつう~多め)』
・ピジョン『母乳パッド フィットアップ サラッと超吸収 長時間交換が出来ない時に』(フィットアップの1.2倍吸収)
あたりがあります。どちらも、乳首を守りつつ、吸収量の多さを実現した母乳パッドです。特に、ピジョンが高い吸収量を誇るようです。
また、母乳は乳首への摩擦刺激でも出てしまうため、赤ちゃんを預けての外出なら、スポーツブラでおっぱいをしっかり固定し、乳首への摩擦刺激を最小限にして、このスポーツブラ内に吸収量の多い母乳パッドを入れて乗り切る手もあります。
もしスポーツブラのタイプを選べるなら、ランニング用のスポーツブラが一番適しているでしょう。ランニング用のスポーツブラが、1番おっぱいをよく固定してくれるためです。
授乳中は、かなりカップ数が大きくなりますが、相当に大きいカップでもカバーしているスポーツブラのブランドは、CW-Xというブランドになります。参考までにどうぞ。
★全体的に母乳が多くて、いつだって漏れる!母乳ちょっと減って!
ここでは、母乳の量を全体的に減らす飲み物や食事を紹介します。飲み物は、どれも食品に該当し、薬などではありませんが、飲みすぎると母乳が減りすぎる危険性もあるので、量は少しずつから始めてください。
1.ペパーミントティー
ペパーミントティーは、上半身の血流や熱を抑えて母乳の量を減らすと言われています。
母乳を減らすためのお茶はいろいろありますが、ペパーミントティーの何よりの長所は、安さと入手のしやすさです。ペパーミントティーなら大体のスーパーですぐ手に入りますし、値段も数百円です。もちろんネット通販でも楽に買えます。
2.AMOMA『ミルクセーブブレンド』
母乳育児のお母さんの間では有名なブランドのハーブティーです。メインのハーブとして、女性ホルモンに作用して母乳の分泌を減らすと言われているセージと、おそらく1.に書いた理由でペパーミントが含まれています。
基本的に卒乳・断乳用のハーブティーですが、量を抑えて飲めば、あふれすぎる母乳を減らすのに役立つでしょう。AmazonやAMOMA公式サイトで購入できます。
3.和漢堂『炒麦芽ティー』
麦芽は母乳を出すホルモン、プロラクチンを抑える働きがあります。これを炒って香ばしくしたものを、お茶にして飲むことで母乳の量を抑える品です。
e-和漢堂というサイトでネット通販可能な品です。これも少しずつ飲むところから様子を見てください。
また、漢方薬局が近くにある家はあまりないとは思いますが、大体の漢方薬局でも炒麦芽か、炒麦芽を飲みやすくした製品を置いています。
4. 漢方の氣生『卒乳 NANO 茶』
炒り麦芽を中心として、和漢の生薬をブレンドしたお茶です。『授乳をしない時に飲むと乳房の張りや母乳の出過ぎを抑えます』と宣伝文句にはあって、実際にそれに沿った効果の生薬が配合されています。
これも製品の説明をよく読んで、少なめに飲んでみて効果を見るところから始めたほうが無難でしょう。Amazonなどで購入できます。
5.和食(食事の脂肪分を減らす)
要は食事のカロリーを抑えるということなのですが、タンパク質やビタミン・ミネラルが足りなくなっては困るので、脂肪分を減らすのがベストです。
そして、献立がそこまで面倒でなく、脂肪分だけを減らせる食事としては和食がベストということになります。
ただし、もち米だけはアウトです。もち米は母乳が出やすくなる食材であるためです。おこわを食べたり、もち米をつかったお菓子(おかきなど)を食べたり、はやめてください。
★まとめ
母乳が多すぎて漏れて仕方ない、あふれて仕方ないという方向けに、
・授乳ブラの紹介
・母乳パッドの紹介
・便利アプリの紹介
・スポーツブラのススメ
・母乳を抑える飲み物&食事の紹介
といった母乳漏れ対策をまとめました。
母乳が出るのはありがたいことですが、出すぎても、それはそれで本当に困るのですよね。特に夏場は、胸元が甘い牛乳でビシャビシャにぬれているようなものなので、蒸れるし、雑菌が湧いてすぐ臭くなるし、頻繁に母乳パッドを取り替えないとならないし、本当に煩雑です。
幸いにも、一昔前に比べれば母乳パッドの吸収量は上がっています。ポジティブに考えれば、いつでも身1つで赤ちゃんに水分補給ができるとも言えます。
消費する母乳パッドの量はすごいですが、
「必要経費! ちくびだいじに!」
と唱えて生ゴミに捨てましょう。
赤ちゃんにおっぱいを、乳首に保護クリームを与えつつ、卒乳までの1日1日を乗り切っていきましょう。
★番外編:おすすめの乳首保護クリーム
日々激しく働く乳首を、優しくケアするクリームをいくつか紹介しておきます。どれも、赤ちゃんが口にしても大丈夫なものです。
・メデラ『乳頭保護クリーム』
乳首の乾燥・荒れ・切れに、主成分である羊の油ラノリンがスピーディーに効きます。若干固いクリームなので、指か手でよく練って温めないと伸びが悪く感じるかもしれませんが、その分、しっとりさはダントツです。
・ピジョン『リペアニプル』
こちらもラノリンが主成分です。メデラよりコスパが良く、サラッとすんなり伸び、やはりスピーディーに効きます。ただ、サラッとしているので、メデラのコッテリしたしっとりさが欲しい人には、少し物足りないかもしれません。
・ベビーマドンナ『ベビーバーユ マドンナ クリーム』
これは馬油が主成分です。すんなり皮膚に伸びて優しく保湿してくれます。また、お母さんの乳首だけでなく、0ヶ月からの赤ちゃんの全身保湿ケアに使えます。なので、お徳用の瓶をドンと買い込んで、多用途に使うと便利かもしれませんね。
・生活の木『Babyのバーム』
ヨーロッパでは、昔から皮膚の健康にとびきり良いとされているハーブ、カレンデュラのエキスを、植物油などのブレンド天然油に溶かし込んだクリームです。これも傷んだ乳首によく効くだけでなく、赤ちゃんの肌に使えます。特におむつかぶれや離乳食期の口周りのかぶれに効きますよ。
体調を崩してしばらくブログ記事の仕事をしていなかったため、人から「母乳漏れ 対策」というテーマを頂いて、リハビリのために書いてみた記事です。5028文字となりました。